切迫流産・切迫早産で入院
切迫流産、切迫早産の入院は長期になりやすく、中には数ヶ月という長い期間の入院を経験している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は突然の出血、頻回なお腹の張りの症状で切迫流産と診断されました。その時の詳しい記事は「切迫流産・切迫早産と診断され赤ちゃんに教えてもらったこと」を読んでいただけると幸いです。
切迫流産と診断されてから、約1ヶ月の入院を経験しました。妊娠18週で入院し症状が安定すれば退院もあり得ますが、もしかしたら正期産の37週までずっと入院なんてこともあると考えると、先の見えない不安でいっぱいでした。原因のわからない出血やお腹の張りの症状が続いていたからです。
入院中の私の過ごし方、感じたことなどを紹介します。
入院中の環境
クリニックから総合病院に転院してからは、子宮収縮抑制剤(張り止め)の24時間持続点滴が開始されました。なので入浴は点滴を差し替えるタイミングの約3日に1回。
安静度はトイレ、洗面所まで。
4人部屋でカーテンで仕切られてはいますが物音に気をつかっての生活。
気持ちは元気なのに、ただただ動いてはいけない生活はとても辛かったです。
いつも他の患者様やスッタフの気配があって、患者さんは気の休まるところがないんだなと入院して初めてわかりました。
入院中の過ごし方
お腹の赤ちゃんのために私ができる1番のことは安静にしていること。入院中の1日がとてもとても長く感じました。
楽しみな時間を見つける
- 唯一気持ちが晴れる時間は、エコー検査で赤ちゃんの姿を見入る時でした。赤ちゃんの心拍を聞いて、元気に動いている姿を見ると、私も赤ちゃんを守るために頑張ろうと思えます。
- 1日の中で、食事の時間を楽しみにしていました。いつも自分で料理をしていると、メニューがどうしても決まってきてしまいますが、栄養士さんが考えた献立は栄養満点!いろんな食事が食べられて勉強になります。。おいしいメニューは退院したら家でも作ろうと思いながら、3食楽しみました。
- 同室の妊婦さんがみんな切迫早産で入院中の方だったので、たまにお話して気分転換をしていました。不安な気持ち、赤ちゃんに会える楽しみを共感してもらえると嬉しかったです。
弱い自分を出せる場所を見つける
- 日記を書いて自分の気持ちを整理していました。「まだ◯週なのにちゃんと37週までお腹にいてくれるかな」「すごく早く生まれて来たら赤ちゃんは助かるのかな」などの不安な気持ちだらけでした。入院生活もだんだん辛くなりましたが、口にしたら赤ちゃんに届いてしまいそうで怖かったです。
- 入院日数が経つにつれて、助産師さんの顔や名前を覚えてとても話しやすくなって来ます。検温の短い時間でも、心配なことなど話を聞いてもらえるととても気持ちが落ち着きました。
- 家族との面会時間が私が素の自分でいられる唯一の時間なので、とても大切な時間でした。夫の支えがなかったら乗り越えられなかったと思います。
担当の助産師さんに言われたこと
入院中、助産師さんに言われて心に残っている言葉があります。
「赤ちゃんは忙しく働くママを見て、ママゆっくり休んでって言ってるんだよ。今はゆっくり休んでいいんだよ」
ただただ、ベッドの上で寝たり起きたりしている生活。支えてくれる家族に申し訳ない気持ち、お腹の赤ちゃんに何もできなくて申し訳ないという気持ちでいっぱいだった私は、その言葉に救われました。そうなんだ、今はゆっくりとした時間を過ごす時なんだと気持ちが楽になりました。
まとめ
私は自分が看護師だけど、こんな質問したら笑われるかな…と最初は聞きたいこともあまり聞けませんでした。けれど妊娠出産は私も初めてのことで、聞かなきゃわからないし、赤ちゃんを守るためなら変なプライドは捨てようと思えました。納得いくまで聞いて、後悔しないことが一番です。
私の入院生活は約一ヶ月で終わりました。この後の経過については「妊娠22週 500gの赤ちゃん出産」の記事を読んでいただけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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