切迫流産・切迫早産と診断されお腹の赤ちゃんに教えてもらったこと

妊娠・出産

切迫流産・切迫早産とは

妊娠がわかり、これからの妊婦生活や赤ちゃんのいる将来を想像するとどんな家族になっていくのかワクワクしますよね。妊娠・出産は順調な経過をたどる方も多いですが、妊娠途中に様々なことが起こり、不安の中過ごす妊婦さんもたくさんいらっしゃるはずです。

その中でも切迫流産・切迫早産と診断され、赤ちゃんは大丈夫かな?自分の体調管理がいけなかったのかな?と自分を責めてしまう方も多いのではないでしょうか。

私も妊娠中に切迫流産・切迫早産となり、参考書を読んだり、ネットで検索したり本当に不安いっぱいの中過ごしました。そして管理入院も経験しました。妊娠から出産までは本当に奇跡の連続なんだと身をもって感じましたので、経験から学んだことをご紹介します。

妊娠したにもかかわらず、妊娠の早い時期に赤ちゃんが亡くなってしまうことを流産と言います。定義としては、妊娠22週(赤ちゃんがお母さんのお腹の外では生きていけない週数)より前に妊娠が終わることをすべて「流産」といいます。

切迫流産とは胎児が子宮内に残っており、流産の一歩手前である状態を「切迫流産」と言います。前述の「流産」は妊娠継続不可能ですが、「切迫流産」は妊娠継続できる可能性があります。

公益社団法人日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5707/

早産とは正期産より前の出産のことであり、正期産とは妊娠37週0日から妊娠41週6日までの出産のことをいいます。日本では妊娠22週0日から妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。

切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。

公益社団法人日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/citizen/5708/

突然の出血

私は1人目の子の妊娠18週で突然生理2〜3日目くらいの出血がありました。同時にお腹の張る痛みもありました。通院していたクリニックに3日間入院し子宮収縮抑制剤(張り止め)の内服と抗生剤の点滴をして経過をみていましたが、子宮頸管長が3cmと短め、原因不明の出血も続いていたため総合病院に搬送されました。

はるのひ
はるのひ

妊娠初期は出血もなく経過順調だったので、いわゆる安定期に入り安心していました。なので出血した時はとても焦りました💦心配で夜も眠れない日が続きました。

出血に至った原因

突然の出血と書きましたが、振り返るといくつか予兆や原因があったと思います。

  • 当時、総合病院の看護師として働いており、夜勤もしていたため体に負担がかかっていた。
  • お腹の張りもおそらくあったが、初めての妊娠で張るという感覚がよく分からず、さらに仕事で動き回っていると張っていることが感じずらかった。
  • 初めての妊娠で自分の体質がわかっていなかった。職場で産休に入るギリギリまで働いている妊婦の看護師を数名見てきたため、自分も同じように働ける、働かなきゃと思っていた。

頭の中では赤ちゃん優先にと気をつけていたつもりでしたが、実際は忙しさを言い訳に仕事優先に動いていたのだと思います。

私が学んだこと

  • 妊娠出産は一人一人全く違うことを認識し、自分の体と向き合うことがとても大事。周りの妊婦さんにできて自分ができなくても、比べて落ち込まない。
  • 看護師(仕事)の代わりはたくさんいるけれど、ママの代わりは誰にもできない。職場や家族に迷惑をかけてしまうのは出産するまでの一時的な期間だと割り切り、周囲に頼りたくさん助けてもらうことにした。出産したら感謝の気持ちを言葉や行動で返していこうという考えに変わった。頼ることで家族の絆が深まるきっかけになった。
  • 安定期という言葉に安心しない。何回妊娠しても毎回経過は違う。

まとめ

今回の経験は全て赤ちゃんが私に教えてくれたものだと思っています。初めての妊娠で、お母さんになるんだからしっかりしなきゃ、強くならなきゃといろいろ抱え込んでいたんです。私は誰かにSOSを出し頼ることが下手な人間だったので、それじゃだめだよと気付かせてくれました。

私は妊娠・出産の経験が4回あります。この記事は主に1人目の子の時のことを詳しく書いていますが、1人目の子は妊娠22週で出産に至りました。

2、3、4人目の子も妊娠6ヶ月くらいから切迫早産の診断で自宅安静、子宮収縮抑制剤(張り止め)の内服を続け、37週で出産しました。1人目の子の経験のおかげで下の子たちを無事に出産できたのだと思います。

入院中の記事は「切迫流産・切迫早産による入院中の過ごし方」を読んでいただけると嬉しいです。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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